宿題バトルが起こる本当の理由|宿題をしない子どもに、まず考えたい3つのこと

07:コラム
ママ
ママ

「宿題やらないの?」

「あとでやる~~!!」

ママ
ママ

「いつになったら始めるの?」

毎日のように、こんなやり取りをしていませんか?

宿題をめぐって親子で言い合いになってしまう。そんなご家庭は、実はとても多いんです。子育てをしていると、「どうして言わないとやらないの?」と、ため息が出る日もありますよね。

今回は、宿題バトルを減らすために、おうちで考えてみたいことをお話しします。子どもの学習のこと、気持ちのこと、そして発達のペースのこと。少し視点を変えるだけで、見えてくるものがありますよ🍀

そもそも宿題は、どの学校でも同じ?

実は、宿題の出し方や量は、全国の学校で一律に決められているものではありません。

学校や先生の考え方、地域や保護者の要望などによって、宿題のあり方は変わります。

「家庭でも学習する習慣をつけてほしい」という声がある一方で、「習い事や家庭での時間も大切にしたいので、宿題は少なくしてほしい」という声もあります。学校としても、宿題を出すかどうか、どのくらい出すかは、簡単には決められない問題なのだと思います。

おうちの人へ

宿題は「全部きっちりやらなければいけないもの」とは限りません。まずは、子どもの学習の様子に合わせて考えていいんだな、と思ってもらえたら安心です。

子どもは、やれることをやっている?

「宿題をやらなくて困っています」
「言わないと勉強しません」

こんなお話を、本当によく聞きます。

子どもは、自分がやりたいことや、取り組みやすいことには自然と向かっていきます。一方で、難しいことや面倒に感じること、始めるまでにエネルギーが必要なことには、なかなか手が伸びません。

宿題をしない理由は、いろいろ
  • 遊びの続きをしたくて、宿題を始められない
  • 宿題の量が多くて、どこから手をつけてよいかわからない
  • 問題が難しくて、取り組むこと自体が嫌になっている
  • 疲れていて、机に向かう気力が残っていない

このように、宿題をしない理由は子どもによって違います。

おうちの人としては、「宿題を先に終わらせて、好きなことをして、気持ちよく寝てほしい」と思いますよね。私もそう思っていました。

でも、ちょっと考えてみてください。

ここがポイント

親が考える理想の過ごし方と、子どもが考える過ごし方は、同じでしょうか?

子どもは、自分とは違う一人の人間です。子どもなりの考えや気持ちがあります。まずは、その違いに気づくことが大切です。

宿題バトルを減らすために考えたい3つの視点

宿題をしないからといって、すぐに「やる気がない」「怠けている」と決めつけず、次の3つを見てみましょう。

1親と子どもの考え方は違っていない?

おうちの人は宿題を先に終わらせてほしいと思っていても、子どもは遊んでから取り組みたいと思っているかもしれません。

まずは、どちらの順番がよいか、子どもと一緒に考えてみましょう。

2宿題の内容は、子どもに合っている?

今の学年の宿題だからといって、すべての子どもが無理なく取り組めるとは限りません。

漢字がなかなか覚えられない、計算に時間がかかる、問題文の意味がわからない。そんなときは、学習のつまずきが隠れていることもあります。子どもの発達のペースや得意・苦手は一人ひとり違いますから、同じ宿題でも感じる大変さはまったく違うんですよね。

学校に相談してみるのも一つの方法

「今の宿題は、この子には難しいかもしれない」と感じたら、学校に相談してみましょう。

宿題は、必ず出されたものをすべてやらなければならないと、学校が捉えているわけではありません。学校や先生の考え方にもよりますが、子どもの学習状況に合わせた課題に取り組めればよい、と考えているケースも多くあります。

  • 漢字をすべて書くことが負担なら、読む練習を中心にする
  • 計算問題に時間がかかるなら、問題数を調整する

そんなふうに、その子に合った方法を相談できるかもしれません。

家庭だけで何とかしようとせず、学校と一緒に考えていくことも大切です。

3宿題に取り組む環境は整っている?

テレビがついている、きょうだいが遊んでいる、机の上におもちゃがある。こんなふうに、集中しにくい環境になっていないでしょうか。

また、学校から帰ってすぐは、疲れている子もいます。

どんな場所で、どんなタイミングなら取り組みやすいのか。まずは子どもの様子をそっと観察してみましょう。

「何度やってもできない」の裏にあるもの

「学校の勉強がわからない」「何度やってもできるようにならない」。そんな言葉が出てきたとき、問題が解けないことだけが原因ではないかもしれません。

「自分はできないんだ」「周りより遅いんだ」と気づく経験が少しずつ積み重なると、それが苦手意識につながっていくことがあります。

例えば、3年生の「掛け算の筆算」。筆算には、掛け算の意味、九九、繰り上がり、位のまとまり、手順と、いくつもの力が関係しています。だから、筆算の練習だけを繰り返しても、うまくいかないこともあるんですよね。

おうちの人へ

大切なのは、その子がどこで困っているのか、一緒に見つけることです。

少し前の学習に戻って、土台を一つずつ育てていく方法もあります。

その子に合った方法を試してみよう

例えば、好きなことをしてからの方が、気持ちが落ち着いて宿題に取り組める子もいます。反対に、先に宿題を終わらせた方が、安心して遊べる子もいます。

どちらが正しいということではありません。大切なのは、子どもの様子を見ながら、その子に合った方法を探していくことです。

もし順番を変えても宿題に取り組めないなら、ほかにも理由があるのかもしれません。

できそうなことから試してみよう
  • 宿題の量を調整する
  • 問題を一緒に読んでみる
  • 最初の1問だけ一緒に取り組む

子育ては、なかなか思い通りにはいきません。私自身も、何が子どもに合っていて、何が合わないのか、実際に試してみないとわからないことがたくさんありました。

試してみてうまくいかなければ、別の方法を考えてみる。そんな繰り返しが、親子にとってよりよい関係づくりにつながっていくのだと思います。

まとめ|宿題を「させる」より、「取り組みやすくする」

おうちの人へ

子どもの行動には、必ず何かしらの理由があります。

宿題をさせることだけを目標にするのではなく、どうしたら取り組みやすくなるのかを、子どもと一緒に考えてみませんか?

その理由に目を向けることが、宿題バトルを減らす第一歩になるかもしれません🍀

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