環境が子どもを育てる
子どもの成長に関わる場所は、幼稚園や学校だけではありません。
習い事、放課後等デイサービス、学童、医療機関……。
子どもたちは、たくさんの場所で、多くの人と関わりながら成長しています。
特に放課後は、学校よりも習い事や放課後等デイサービスで過ごす時間が長いお子さんもいます。
だからこそ、「どんな環境で過ごすか」は、とても大切です。
「行きたくない」には、理由がある
「習い事に、行きたくない。」 「放課後等デイサービスに、行きたくない。」
子どもがそう言うと、「頑張って行こう」と声をかけたくなることもあるでしょう。
もちろん、少し気分が乗らない日もあります。
でも、何度も「行きたくない」が続くときは、 その言葉の奥にある理由にも、目を向けてみてほしいのです。
子どもは、自分の気持ちを詳しく言葉にすることが得意ではありません。
だから、「嫌だ」という一言で、伝えていることがあります。
「先生が、怖い。」
「友達と、うまく遊べない。」
「活動に、ついていけない。」
「なんとなく、居心地が悪い。」
本当の理由は、一人ひとり違います。
だからこそ、 「どうして、そう思うのかな?」 と、
一緒に考えていくことが大切です。
合わない環境は、誰にでもある
私たち大人も、 「なんとなく、この職場は合わない」 「この人とは、話しやすい」
と感じることがあります。
子どもも、同じです。
習い事には、それぞれの先生の考え方があります。
放課後等デイサービスにも、それぞれ特色があります。
音楽を中心に活動するところ。 運動を大切にするところ。 パソコンやプログラミングを取り入れているところ。 学習支援に力を入れているところ。
同じ「放課後等デイサービス」でも、子どもに合う場所は、一人ひとり違います。
だから、「今の場所が合わない」と感じたら、 「別の環境なら、どうだろう」と考えてみることも、一つの選択肢です。
「できない」のではなく、「合っていない」のかもしれない
保護者の方から、
「うちの子は、不器用だから……。」 「コミュニケーションが、苦手だから……。」
そんな言葉を聞くことがあります。
でも私は、
「本当に、できないのかな?」
と考えます。
もしかすると、その子の力を発揮しにくい環境にいるだけかもしれません。
環境が変わることで、自信を持てたり、 新しい一面が見えてきたりする子どもを、私はこれまでたくさん見てきました。
私自身も、環境を選んできました
実は、私自身も、娘が中学生のときに転校という選択をしました。
簡単な決断ではありませんでした。
でも、そのとき私が一番大切にしたのは、
「この子にとって、どんな環境なら安心して成長できるだろう。」
ということでした。
環境を変えたことで、すべてが一瞬で変わるわけではありません。
それでも、その子に合った場所で過ごすことは、安心や自信につながり、 新しい一歩を踏み出すきっかけになることがあります。
だから私は、「環境を整えること」を、とても大切にしています。
子どもに合った場所は、きっとある
「この場所しかない。」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、子どもの世界には、たくさんの選択肢があります。
幼稚園も、学校も、習い事も、放課後等デイサービスも、それぞれに特色があります。
大切なのは、「どこが一番有名か」ではありません。
「この子に合っているかどうか。」
その視点で環境を選ぶことが、子どもの安心や成長につながっていきます。
早く気づき、その子に合った環境を整える。
子どもを変えようとするのではなく、 その子が安心して力を発揮できる環境を探すこと。
私は、それが子どもの未来を育てる大切な一歩だと信じています。
次回予告
第7話「子どもの周りの人と人をつなぐ」~困る前に支援を」~
子どもの成長を支えるために、本当に大切なのは「誰か一人が頑張ること」ではありません。 家庭・学校・支援機関がつながることで、子どもの未来は大きく変わっていきます。
どんな環境が適切か、一緒に話してみませんか?
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