高校受験に不利になる?

01:不登校・行き渋り
ふゆ
ふゆ

不登校や行き渋りの子とママをサポートしている
札幌のふゆです。

今日は、こんなお悩みがあったことから考えた記事です。

「中学校での出席日数が0日だと、高校受験に不利になるのでしょうか?」

先日、不登校のお子さんをお持ちの方が集まる相談会で、こんな話題が出ました。

「調査書に出席日数を書く欄があるけれど、0日だったらやっぱり受験に不利なんじゃないか」
「出席が0日だと、定時制なら受けられても、普通の高校は無理なんじゃないか」

不登校のお子さんを育てていると、「この子は高校に行けるのだろうか」という不安は、とても大きなものだと思います。
でも、ここで一度、今の制度を正しく知っておいていただきたいのです。

「出席日数が0日=受験できない」ではありません

北海道教育委員会が公表している道立高校入学者選抜の資料では、調査書の「出欠の記録」を選抜の資料として使用しないことが明記されています。

つまり、

「出席日数が少ないから受験できない」
「出席日数が0日だから、普通の高校には出願すらできない」

という単純な仕組みではない、ということです。

実際、令和8年度の道立高校入学者選抜からは「出欠の記録」を選抜資料として使わないことが明記されており、さらに令和10年度からは、調査書の「出欠の記録」の欄そのものがなくなることも示されています。

今まさに不登校で、

「このまま欠席が増えたら、高校に行けなくなるんじゃないか……」

と心配されている方には、ぜひ知っておいていただきたい情報です。

では、出席日数はまったく気にしなくていいの?

ここは少し丁寧に考えたいところです。

「出席日数が選抜資料として使われない」ということと、「高校入試について何も考えなくていい」ということは、同じではありません。

高校には、それぞれ学校や学科ごとに入試の仕組みがあります。

「欠席が多いから、この高校は無理」と先に決めつけるのではなく、
「この子は、この先どんな道を選べるだろう?」
という視点で情報を集めていくことが大切です。

情報を知ることで、「今できること」が見えてくる

不登校になると、保護者はどうしても、

「このままで大丈夫なのかな」
「高校に行けなかったらどうしよう」

と、まだ起きていない未来を心配してしまいます。

先のことを考えるのは、もちろん大切なことです。
でも、情報がないまま考えていると、不安だけがどんどん大きくなってしまうことがあります。

だからこそ、

まずは正しい情報を知る。
そのうえで、
「では、今この子に何ができるだろう?」
と考えてみる。

この順番が、とても大事なのではないかと思います。

北海道教育委員会の「不登校支援ポータルサイト」をご存じですか?

北海道教育委員会には、「不登校支援ポータルサイト」というものがあります。

不登校で悩んでいる子どもや保護者、学校関係者に向けて、さまざまな情報がまとめられているサイトです。

見る人の立場に合わせて、

・保護者向け
・子ども向け
・学校や教育委員会向け

というふうに、内容が分かれているのも特徴です。

とくに保護者向けのページには、

・中学校卒業後の進路
・多様な学びの場
・教育支援センター
・フリースクールなどの情報
・進路説明会
・高校入試に関する情報

など、進路を考えるときに役立つ情報がまとめられています。

「いいな」と思ったのは、子ども向けのページ

今回このサイトを見ていて、個人的に「これはいいな」と思ったものがあります。

それが、子ども向けの情報です。

大人が子どものために情報を集めてあげるだけでなく、

「自分は中学校を卒業したら、どうしたいんだろう?」

と、本人が自分の進路について考えるための情報も用意されているのです。

「お母さんが調べて、全部決めてあげる」だけではなく、
「こんな道もあるよ。一緒に見てみようか」と、
本人と一緒に情報を見ていくことも大切なのではないでしょうか。

「調べる」は、不安になるためではなく、選択肢を増やすため

今はインターネットで、たくさんの情報を簡単に手に入れることができます。

でも、調べれば調べるほど、

「こんな場合はどうなるの?」
「この条件だと無理なのかな?」

と、かえって不安が大きくなってしまうこともあります。

情報は、不安になるためではなく、選択肢を増やすために使う。

「出席日数が0日だから、もう高校には行けない」ではなく、

「今の制度ではどうなっているんだろう?」
「この子にはどんな進路があるんだろう?」
「今、この子にできることは何だろう?」

そんなふうに、一つずつ考えていく。
それが、子どものこれからを考える第一歩になるのではないでしょうか。

不安になったら、「情報を探す」ことから始めてみましょう

不登校になると、どうしても「学校に行けない」ということに意識が向いてしまいます。

でも、子どもの未来は、今の学校生活だけで決まるものではありません。

高校にもさまざまな選択肢がありますし、その選択肢を知るための情報も、ちゃんと用意されています。

まずは、北海道教育委員会の「不登校支援ポータルサイト」をのぞいてみてください。

「こんな情報もあるんだ」
「こんな進み方もあるんだ」

と、今まで知らなかった選択肢に出会えるかもしれません。

不安になったときこそ、正しい情報を知る。
そして、「では、今のこの子に何ができるのか?」を一緒に考えていく。
そんなふうに、お子さんのこれからを見ていけたらと思います。

※高校入試の制度や各高校の募集内容などは変更される場合があります。実際に受検を考える際は、北海道教育委員会や志望校などの最新情報をご確認ください。

不登校支援ポータルサイト – 教育庁生徒指導・学校安全対策局生徒指導・学校安全課
~不登校でお悩みの児童生徒、保護者、学校関係者のみなさんへ~ ○取り巻く環境によっては、だれでも不登校になることが…

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