行動にはワケがある?

04:子育て

ふゆ
ふゆ

「うちの子 ちょっと気になる」そんなママを支える
札幌のふゆです。

今回は「行動にはワケがある」についてお話ししますね

「何度言ってもやめない」「毎回、同じことで怒る」「どうしてこんなに泣くんだろう」——子育てをしていると、そんなふうに思うことはありませんか?

一生懸命子育てをしているからこそ、子どもの行動に困ったり、イライラしたりすることもあります。

でも、そんなときに一度だけ、見方を変えてみてほしいのです。

「この行動には、何か理由があるのかもしれない」と。

スーパーでの大泣き、そのとき何が起きている?

例えば、スーパーでお菓子を買ってほしくて大泣きしたら?

「買って!」「いや!」「絶対ほしい!」

「今日は買わないよ」そう伝えた途端の大泣き。

周りの目も気になるし、早く泣き止んでほしい。「もう、どうして毎回こうなるの……」そんな経験はありませんか?

そして、あまりにも泣くので、結局その日はお菓子を買ってあげた。「また買ってあげちゃった……」そんなふうに、あとからモヤモヤすることもあるかもしれません。

でも、ここで少し立ち止まってみます。この子は、なぜ大泣きしたのでしょう?

「大泣きした」だけでは、理由は分からない

実は、同じ「大泣き」という行動でも、その理由は一つとは限りません。

・以前、泣いたら買ってもらえたことがある

・「泣けば買ってもらえる」と学習している

・今日は眠くて疲れていて、気持ちを抑えられなかった

・目の前のお菓子のパッケージが、とても魅力的に見えた

・今日はどうしても欲しいという気持ちが強かった

・「欲しい」という気持ちを、泣く以外の方法で伝えられなかった

こんな可能性があります。もちろん、実際の理由はその子に聞いてみなければ分かりません。だからこそ、「この子はわがままだから」「この子は我慢できないから」と、行動だけで決めつけないことが大切です。

行動の「前」と「後」を見てみる

子どもの行動を考えるとき、ぜひ見てほしいのが、

その行動の「前」と「後」です。

お菓子を見つける 

「買って!」と言う

「今日は買わないよ」と言われる

大泣きする

お母さんが困って、お菓子を買ってくれた(ラッキー!)

この流れを見てみると、「大泣きした」という一つの行動だけではなく、その前後にいろいろなことが起きていることが分かります。そして、もしこれが何度も繰り返されると、「泣く」→「買ってもらえる」という経験が積み重なっていきます。すると子どもにとって、「大泣きすれば、自分の欲しいものが手に入る」という学習につながることがあります。

だからといって「買ってはいけない」という話ではありません

ここは、とても大切なところです。「泣いたら絶対に買ってはいけない」ということを伝えたいわけではありません。子育ての中では、「今日は特別ね」と買ってあげることもあります。

問題なのは、一回の出来事ではなく、

同じ行動と結果が何度も繰り返されていないかということです。

「泣くと買ってもらえる」という経験が何度も続けば、その行動が子どもの中に定着していくことがあります。だからこそ、困った行動が続いているときには、「この行動の後に、何が起きているんだろう?」と考えてみることも大切なのです。

「困った行動」の前後をちょっとだけ振り返ってみよう

もし最近、「どうして毎回こうなるんだろう?」と思っていることがあれば、一つだけ思い出してみてください。

① その行動の前に何があった?
何をしていた?誰といた?どこにいた?

② そのとき、子どもはどんな様子だった?
眠かった?疲れていた?お腹が空いていた?楽しそうだった?不安そうだった?

③ 子どもは、どんな行動をした?
できるだけ「困った」「わがまま」ではなく、実際に何をしたのかを書いてみます。

④ その後、何が起きた?
お母さんはどうした?周りはどう反応した?子どもはどうなった?

⑤ 「そういえば……」はありませんか?
いつも同じ時間?同じ場所?同じ活動のとき?同じことを言われたとき?何か共通点が見つかるかもしれません。

「どうして?」が「もしかして?」に変わる

例えば、「どうして宿題になると怒るんだろう?」と思っていた子。前後を見てみたら、

学校から帰ってきてすぐ宿題

疲れている

難しい問題がある

分からないけれど「分からない」と言えない

怒る(怒ったら宿題をやらなくて済んだ。ラッキー!)

ということが分かるかもしれません。そうすると、「この子は宿題をしたくないんだ」ではなく、「疲れている時間に、難しいことを求められると困っているのかもしれない」と、見方が変わります。見方が変わると、関わり方も変わります。

子どもの行動を変える前に、子どもを知る

もちろん、困った行動はそのままにしておけばいい、ということではありません。必要であれば、行動を変えていくことも大切です。ただ、その前に、「なぜ、この行動が起きているのかな?」と考えてみる。そして、

・子どもにとって何が困っているのか

・何を伝えようとしているのか

・その行動の前後に何があるのか

・繰り返されることで、どんな経験になっているのか

を見てみる。理由が分かれば、取り除けるものが見つかることがあります。

疲れているなら、タイミングを変える。

難しすぎるなら、少し簡単なところから始める。

伝え方が分からないなら、別の伝え方を教える。

そして、繰り返されている経験そのものを見直してみる。そうすることで、子どもの行動が少しずつ変わっていくことがあります。

「困った」を「その子を知る」に変えてみませんか?

子どもの行動を見ていると、「どうしてうちの子はこうなんだろう?」と思うことがあります。でも、その「どうして?」の先には、その子の思い、困りごと、得意なこと、苦手なこと、これまでの経験が隠れているかもしれません。

だから私は、「困った行動をなくす」だけではなく、「その行動から、その子を知る」ことを大切にしています。「どうして?」と思ったとき、「もしかしたら、何か理由があるのかも」と、一度立ち止まってみる。それだけでも、子どもの見え方が少し変わるかもしれません。

それでも、理由が分からないときは

子どものことをよく見ているからこそ、「前後を見ても、やっぱり理由が分からない」ということもあります。そんなときは、一人で答えを出さなくても大丈夫です。「いつ、どんなときに、その行動が起きるのか」一緒に整理してみると、今まで気づかなかった、その子の特徴や思いが見えてくることがあります。

「困った」を、その子を知る手がかりに。

子どものことを相談できるふゆ先生として、一緒に考えていきます。

今回ご紹介した「行動には、訳がある」の考え方を、実際に書き込みながら整理できるワークシートもご用意しています。5分ほどで書ける簡単なシートですので、ぜひ気になる行動を振り返るきっかけにしてみてください。

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