「授業中、座っていられるかな?と心配なお母さんへ

04:子育て
ふゆ
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入学準備でちょっとうちの子気になる…ママを応援する
札幌のふゆです。

「座っていられない」=「授業が聞けない」ではありません。安心してくださいね。

小学校入学準備シリーズ③

「うちの子、落ち着きがなくて……」
「幼稚園でも、先生の話をじっと聞くのが苦手です」

小学校入学が近づくと、札幌でも全国のどこでも、こんな心配をされるお母さんが増えてきます。

「授業中、ちゃんと座っていられるかな?」
「先生の話を聞けるかな?」

子育ての中で、ふと不安になる瞬間ですよね。
その気持ち、とてもよくわかります。

でも、ここで少しだけ立ち止まって、一緒に考えてみませんか。

「座っていられること」と「話を聞いていること」は、本当に同じでしょうか?

入学前に見ておきたいのは、「何分座っていられるか」だけではありません。
子どもの学習の土台として大切なのは、次の視点です。

「この子は、どんな条件なら学びやすいのかな?」

「座っていられない=授業を聞けない」ではありません

幼稚園や保育園では、先生と子どもたちが床に座ってお話を聞くことがあります。
でも、そこは比較的開かれた空間です。

周りにはおもちゃや遊具があったり、自由に動ける場所があったりします。
そんな環境で、長い時間じっと座って話を聞くのが難しい子がいても、不思議ではありません。

小学校に入ると、一人ひとりに机と椅子があり、黒板を見たり、ノートを書いたりしながらお話を聞くことが増えます。
つまり、こういうことです。

環境が変わることで、子どもの姿も変わることがあります。

今、座っていることが苦手だからといって、「小学校でも授業を聞けない」と決めつける必要はありません。
子どもの発達はひとりずつペースが違いますし、環境が合えば、ぐんと力を発揮する子もたくさんいます。

座っているけれど、聞いていないこともあります

反対に、「じっと座っている=話を聞いている」とも限りません。

座っているけれど、内容が頭に入っていない子もいます。
一方で、体を動かしていても、先生の話をしっかり聞いている子もいます。

  • 手を動かしながら聞いたほうが、理解しやすい子
  • 目を合わせることは苦手でも、話の内容はちゃんと聞いている子

だから、「ちゃんと座りなさい」「先生のほうを見なさい」だけを目標にするのではなく、こう見てあげてほしいのです。

「この子は、どうすると話を理解しやすいのかな?」

この子は、どんな条件なら学びやすい?

入学前の今だからこそ、お子さんの「学びやすい条件」を見つけておきたいと思います。
ご家庭で気づけるヒントを、5つご紹介しますね。

① 短く伝えると分かりやすい?

「ランドセルを置いて、手を洗って、明日の準備をしてね」だと難しいけれど、「まずランドセルを置こう」ならできる。
そんな姿はありませんか?

それは「話を聞けない」のではなく、一度に受け取れる情報の量が、まだ多すぎるだけかもしれません。

② 見えるものがあると分かりやすい?

言葉だけで説明するより、「これをここに置くよ」と実物を見せたり、絵や写真を使ったりすると分かりやすい子もいます。

「聞いて分かる」だけでなく、「見て分かる」ことも、その子の学び方の大切な手がかりです。

③ 体を動かした後のほうが聞きやすい?

ずっと座らせておくより、少し動いたあとに座るほうが、話を聞きやすい子もいます。

札幌のように冬が長く、雪で思いきり外遊びができない時期は、体を動かす時間が足りなくなりがちです。
そんな季節こそ、家の中でも「少し体を動かしてから、座ってお話」という流れを試してみると、お子さんの変化が見つかるかもしれません。

「座らせる」ことばかり考えるのではなく、動く時間と聞く時間を組み合わせるという方法もあります。

④ 興味のあることなら、どのくらい集中できる?

  • ブロックなら30分
  • 絵を描くなら20分
  • 好きな絵本なら15分

そんな姿があるなら、それもとても大切な情報です。

ただし、「好きなことに30分集中できるから、授業も30分集中できるはず」ということではありません。
大切なのは、次のことを知っておくことです。

「何なら集中しやすいのか」
「どんな環境だと集中が続きやすいのか」

⑤ どのくらいの指示なら、理解して行動できる?

「靴をそろえてね」ならできる。
でも、「靴をそろえて、手を洗って、タオルを片付けてね」になると難しい。

そんな違いがあるなら、「聞く力がない」のではなく、複数のことを同時に受け止めるのが、まだ少し難しいのかもしれません。

「何回言ったら分かるの?」と思ってしまう前に、こう考えてみましょう。

「どこまでなら、この子は分かりやすいのかな?」

学びやすさは「環境」でも変わります

同じ子どもでも、環境によって集中しやすさは大きく変わります。

  • 静かな場所
  • 周りに人が少ない場所
  • 足が床につく椅子
  • 机の高さが合っている
  • やることが一つずつ分かる
  • 見通しが持てる
  • 興味のある内容
  • 短い時間で区切る

だからこそ、「集中できる子・できない子」と分けるのではなく、こう考えてみてほしいのです。

「どんな条件なら集中しやすい子なのか」

これは、小学校に入ってからの学習にも、大きなヒントになります。

「聞く力」を育てるときも、無理に座らせなくて大丈夫です

お家でも、つい言いたくなりますよね。

「ちゃんと聞いて!」
「何回言ったら分かるの?」

毎日の忙しい子育ての中では、仕方のないことです。
お母さんのせいではありませんので、どうか自分を責めないでくださいね。

そのうえで、できるときに少しだけ、伝え方を変えてみませんか。

  • 「今から何をするんだった?」と聞いてみる
  • 「まず何をする?」と、一つだけ確認してみる

大切なのは、一回で言うことを聞かせることではありません。
「どう伝えたら、この子は理解しやすいのか」を、一緒に探すことです。

入学前に見つけておきたいのは「座れる子」ではなく「学びやすい条件」

小学校に入ると、「授業中は座って話を聞く」場面が増えます。

だからこそ、入学前から無理に長い時間座る練習をするよりも、次のことを知っておくほうが、ずっと力になります。

  • この子は、どんなときに話を聞きやすい?
  • どんな伝え方なら分かりやすい?
  • どんな環境なら集中しやすい?

それが分かっていると、「うちの子、落ち着きがないんです」という見方が、こんなふうに変わっていきます。

小学校入学前に、こんなところを見てみませんか?

□ どんな活動なら夢中になれる?
□ 静かな場所とにぎやかな場所、どちらが集中しやすい?
□ 短い指示なら理解して行動できる?
□ 2つ、3つの指示になるとどうなる?
□ 言葉だけより、絵や実物があるほうが分かりやすい?
□ 少し体を動かした後のほうが話を聞きやすい?
□ 困ったときに「分からない」「もう一回」と伝えられる?

これは、できる・できないを点数にするためのチェックではありません。
お子さんの発達のペースを知り、力を発揮しやすい条件を見つけるためのものです。

小学校準備は、「できるようにする」だけじゃない

友達ができるかな。
勉強についていけるかな。
授業中、座っていられるかな。

入学前は、いろいろな「できるかな?」が出てきますよね。
札幌で子育てをしているお母さんも、きっと同じ気持ちだと思います。

でも、「できる・できない」だけを見るのではなく、こう見てみてください。

「この子は、どんなときに安心して学べるのかな?」

その視点があると、子どもの姿の見え方が、少し変わるかもしれません。

小学校に入るまでに、「座れる子」にすることよりも、その子が学びやすい条件を、少しずつ見つけておく。
それは、入学後の「困った」を減らすための、とても大切な準備の一つだと思います。

ひとりで悩まず、気になることがあれば、園の先生や地域の相談窓口にも気軽に声をかけてみてくださいね。
お子さんのペースで、ゆっくり一緒に進んでいきましょう。

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