〜一人で抱えず、みんなで子どもの環境を整える〜
「うちの子、ちょっと気になるけれど……様子を見ても大丈夫かな。」
そんなふうに感じたこと、ありませんか。
子どもの成長には、個人差があります。 だから、「もう少し大きくなれば」「そのうち、できるようになるはず」と、 そう考えたくなるのも、自然なことです。
もちろん、それで自然に成長していく子もいます。
けれど、本当に大切なのは—— 早く気づき、その子に必要な環境を、早く整えてあげること。 それだけなのです。
お母さん一人の気づきだけでは、見えないことがある
家庭は、子どもにとって一番安心できる場所です。
安心できるからこそ、家では甘えたり、リラックスしたり、 その子本来の姿を見せることができます。
けれど、幼稚園や保育園、学校は違います。
集団生活の中には、 友達と協力する。 順番を待つ。 自分の気持ちを伝える。 我慢する。 相手に合わせる。 困っても、自分で何とかしようとする。
——家庭では見えにくい姿が、たくさんあります。
だからこそ、お母さんだけでは気づけないことが、どうしてもあるのです。
それは、お母さんが悪いわけでも、見過ごしていたわけでもありません。 むしろ、家でその子が安心して過ごせている証でもあります。
先生からの一言には、意味がある
もし先生から、
「少し気になることがあります。」 「こんな様子が見られました。」
そう言われたら、ドキッとしてしまう方もいるかもしれません。 「うちの子、何かおかしいのかな」と、不安になる方もいると思います。
でも、その言葉は、決して責めているわけではありません。
先生は、毎日たくさんの子どもたちを見ています。 その中で、 「この子が、もっと過ごしやすくなるために。」 「この子が、困らないでいられるように。」
そんな思いから、伝えてくれていることがほとんどです。
だから私は、その言葉をぜひ、 「気づいてほしい」という、周りからのメッセージとして、 受け取ってもらえたらと思っています。
子どもを育てるのは、お母さん一人ではありません
子育ては、お母さん一人で頑張るものではありません。
困ったときには、周りの力を借りていい。 それでいいのです。
例えば、
- 幼稚園・保育園・学校の先生
- 小児科や専門機関
- 放課後等デイサービス
- 習い事の先生
- 学習塾
- 子育て支援機関
それぞれの場所で、それぞれ違う「その子」を見ています。
だからこそ、一人では見えなかった子どもの姿が、少しずつ見えてきます。
「家ではできるけれど、学校では難しい。」 「学校では静かだけれど、習い事では積極的。」
そんな情報が一つにつながったとき、 その子に本当に必要な支援が、はじめて見えてきます。
大切なのは、「何ができないか」ではなく「何が必要か」
気づくことの目的は、できないことを探すことではありません。
その子が、将来自分らしく生きていくために、 今、どんな力を育てればいいのか。
それを、一緒に考えることです。
そして同時に、
この子の得意なことは、なんだろう。 好きなことは、なんだろう。 どんな環境なら、この子は力を発揮できるんだろう。
そんな「強み」にも、目を向けていきます。
苦手を補うことだけが、支援ではありません。 得意を伸ばすことも、その子の自信につながる、大切な支援です。
環境が変われば、子どもは変わる
子どもを変えようとするのではなく、子どもを取り巻く環境を整える。
周りの大人がつながり、同じ方向を向き、 その子に合った環境を、少しずつつくっていく。
すると、子どもは安心して挑戦できるようになり、 「できた」という経験を積み重ねながら、育っていきます。
早く気づくことは、「早く診断を受けること」だけではありません。
子どもの姿を、いろいろな人と一緒に見つめ、 その子に合った環境を、早めに整えていくこと。
それが、子どもの未来を大きく変える第一歩になると、私は信じています。
Ringが大切にしていること
Ringでは、「子どもを変える」のではなく、 子どもを取り巻く環境を整えることを大切にしています。
家庭・学校・習い事・支援機関—— それぞれが持っている「その子の姿」をつなぎ合わせ、 一人ひとりの「得意」と「困りごと」を、一緒に考えていきます。
子どもの未来は、一人の大人だけではつくれません。
たくさんの人がつながり、同じ方向を向いたとき、 子どもは安心して、自分らしく成長していける。
私は、そう信じています。
次回からは、「子どもの環境を整えるシリーズ」として、 全7話にわたってお届けしていきます。
もし今、同じように悩んでいる方がいたら。 どうぞ一人で抱え込まず、Ringでお話を聞かせてください。
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