
毎回子どもの癇癪に付き合うの大変… 我慢の心を育てるのって難しい。

癇癪に向き合うのって本当に大変ですよね。
私も子育て最中は、自分の子にイライラしたときもありました。実体験より思ったことをちょっとお話ししますね。

子どもが泣き叫んだり、怒ったり、思い通りにならないと癇癪(かんしゃく)を起こしたり。
そんな姿を見ると、「どうして我慢できないの?」「いつまで続くの?」と悩むお母さんも多いのではないでしょうか。
私は、癇癪は自分の気持ちと現実との折り合いをつける力を育てている、その途中に見られる姿の一つだと考えています。
「こうしたい!」という気持ちはある。でも、いつでも願いがかなうわけではありません。その葛藤をうまく言葉にできず、泣いたり、怒ったり、行動で表したりすることがあります。これは子どもの発達の中で、多くの子が通る道でもあります。
- 癇癪は「だめな行動」ではなく、気持ちの扱い方を学んでいる途中の姿
- 落ち着いてから「本当はどうしたかったの?」と聞いてみる
- 譲れること・譲れないことを、冷静に伝える
- 我慢できたことだけでなく、気持ちを伝えられたことを一緒に喜ぶ
では、そんなとき、親はどう関わればよいのでしょうか。子育ての中で実践しやすい3つのヒントをお伝えします。
1癇癪の背景にある気持ちを考える
まず大切なのは、癇癪を起こしたという事実だけで、子どもを判断しないことです。
思い通りにならなかったのかもしれない。疲れているのかもしれない。自分の気持ちをうまく伝えられないのかもしれません。
小学校教諭として子どもたちと関わっていたとき、私は、癇癪が起きている最中に無理に話をせず、安全を確保して、落ち着くのを待つことを大切にしていました。
落ち着いてから「本当はどうしたかったの?」と聞き、次はどうすればよかったのかを一緒に考えます。言葉だけでは伝わりにくい場合は、ホワイトボードに絵を描いて説明することもありました。
とくに、見て理解するのが得意な子には効果がありました。言葉で伝えてもなかなか届かなかった子が、イラストを描いて伝えたところ、その後の行動が変わったのです。
また、気持ちが高ぶったときのために、言葉でまとめた表を壁にはっておいたこともあります。そうすると、その子は表を見て、自分で行動することができました。
子どもによって「伝わりやすい方法」は違います。うまくいかないときは、伝え方を変えてみるのも一つの方法です。
大切なのは、ただ我慢させることではありません。自分の気持ちを理解し、伝える方法を増やしていくことです。
この積み重ねは、気持ちを落ち着けて物事に向き合う力となり、のちの学習にもつながっていきます。
2譲れることと、譲れないことを伝える
子どもの願いを、すべて受け入れる必要はありません。
私自身、子どもが小さかった頃、どうしても受け入れられない要求には、冷静にこう伝えました。
「それはできないよ」そして、子どもが泣いても、要求を変えないことがありました。
そのとき、子どもが泣き続けたのは5分ほどでした。その後、落ち着いてから話をすると、自分でも納得することができました。
泣いている間は、あわてて説得したり要求を変えたりせず、落ち着くのを待つ。それだけでも、気持ちの切り替えにつながると感じました。
癇癪を起こすことで要求が通る経験が続くと、同じ行動が繰り返されることもあります。だからこそ、親が大切にするルールを伝えることも必要です。
何があっても譲らない、ということではありません。
子どもが約束を理解できているか、今の状況で実行できるかを考え、必要ならルールや環境を見直しましょう。
そして、子どもが強く混乱しているときには、安全を守り、安心して落ち着けるように支えることを優先します。
3我慢できたことだけでなく、伝えられたことを喜ぶ
私たちが育てたいのは、何も言わずに我慢できる子でしょうか。
私は、自分の気持ちに気づき、言葉で伝えたり、困ったときに助けを求めたりできる力も、とても大切だと思っています。
そんなふうに言葉で伝えられたことも、大切な成長です。
もちろん、言葉で伝えられても、願いがかなうとは限りません。それでも、気持ちを伝える方法が分かれば、行動で表す以外の選択肢が増えていきます。
- 少し早く落ち着けたとき
- 自分から気持ちを伝えられたとき
- 助けを求められたとき
一緒に喜びたいですね。
癇癪への対応は、親にとっても疲れるものです。一人で抱え込まず、周囲の人と一緒に、その子に合う方法を探していきましょう。
- 自分でいろいろ試しても、癇癪がおさまらない、またはヒートアップしてしまう
- 癇癪が起きると自分の心が落ち着かず、どうしても冷静に対応することが難しい
そんなときは、学校や専門家など周囲の人に相談して、適切なアドバイスを受けてみることをおすすめします。相談することは、子どもにとっても、お母さんにとっても、よい方法を見つける近道になります。
癇癪をすぐになくすことだけを、目標にする必要はありません。
子どもの気持ちを理解し、
必要なルールを伝え、
気持ちを表現する方法を一緒に育てていく。
その積み重ねが、自分の気持ちと折り合いをつけ、自分に合った方法で困りごとを乗り越える力につながっていくのだと思います。毎日の子育て、今日もおつかれさまです。


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