
うちの子 ちょっと気になる そんなママを支える 札幌のふゆです
入学前に気になる…そのお気持ち、まるごと受け止めますよ。一緒に見ていきましょう
幼稚園や保育園で、お子さんがひとりで遊んでいる姿を見て、ふと心配になったことはありませんか?
札幌で子育てをしているお母さんからも、「ひとりで遊んでばかりで大丈夫でしょうか」というご相談はよくあります。
そこでまずは、記事を読む前に、少しだけお子さんの様子を思い浮かべてみてください。
下の4つに、当てはまるものはいくつあるでしょうか。
一人で遊ぶことが気になってる… どんな遊び方してますか? ~チェックリスト~
- □ ひとりで遊ぶことを楽しんでいる
- □ ひとりで遊んでいても、友達からの声かけに反応する
- □ 誘われると、一緒に遊ぶことができる
- □ ひとりでいたいときは、その気持ちを伝えられる
これは「できているか」を測るものではなく、今のお子さんの姿を、ゆっくり見つめるためのきっかけです。
いくつ当てはまりましたか?
「全部当てはまった」というお子さんも、「ひとつも当てはまらなかった」というお子さんも、どちらも心配しすぎる必要はありません。ここから先を読みながら、「どうしてこの項目を見るのか」を一緒に考えていきましょう。
小学校入学まで、あと半年。「友達ができるかな?」という不安
小学校入学が近づくと、こんな心配が頭をよぎるお母さんは少なくありません。
- 「小学校で友達ができるかな?」
- 「ひとりでポツンとしていたらどうしよう……」
札幌でも、雪が溶けて春の入学が近づくにつれ、子育ての悩みとして「友達づくり」を口にされる方がぐっと増えます。
特に、わが子がひとりで遊んでいる姿を見ると、
「人との関わりが苦手なのかな?」
「小学校でもひとりになってしまうのかな?」
と不安になりますよね。その気持ち、とてもよくわかります。
でも、まず知っておいてほしいことがあります。
「ひとりでいること」と「ひとりでいることに困っていること」は違います
子どもには、それぞれ好きな遊び方があります。
- 友達と一緒に遊ぶのが好きな子
- ひとりでじっくり遊ぶのが好きな子
- 好きなことに夢中になって、自分の世界を楽しむ子
私もこれまで、ひとりで遊びながら、思う存分自分の世界に入り込んでいる子どもたちをたくさん見てきました。そうした姿は、子どもの発達の中でとても自然なものです。
冒頭のチェックリストの1つ目に「ひとりで遊ぶことを楽しんでいる」を入れたのも、そのためです。
「ひとりで遊んでいる」=「人と関われない」とは限りません。
大切なのは、その子が「ひとりでいること」をどう感じているかです。
ひとりで遊ぶことを楽しんでいるなら、それはその子にとって心地よい時間なのかもしれません。
一方で、
- 「本当は一緒に遊びたいけれど、どう入ればいいかわからない」
- 「声をかけたいけれど、どうしたらいいかわからない」
と困っているときは、少しサポートが必要かもしれません。
だからこそ、「ひとりでいる」という姿だけを見て判断しないことが大切だと、私は思っています。
では、どんな姿を見てみればいい?
冒頭の4つのチェックには、実は大切な意味があります。ここでは、特に注目したい3つの姿をお伝えします。
① 誘われたら、一緒に遊べる?
(チェックリストの3つ目)
ひとりで遊んでいても、「一緒にやろう」「入っていいよ」と声をかけられたときに、入ることができる。これは、人との関わりの大切な一つです。
② 声をかけられたときに、何らかの反応ができる?
(チェックリストの2つ目)
「○○ちゃん、どうする?」「一緒に行こう」と声をかけられたとき、「うん」「いや」とうまく言葉にできなくても、
うなずく、首を振る、相手を見る、近づいていく……。
そんな小さな反応でも十分です。
これも、人とつながる大切な力です。
③ 困ったとき、誰かを頼れる?
そして、もう一つ大切なのが、困ったときに誰かに助けを求められることです。
「わからない」「できない」「手伝って」「嫌だった」。
そんな気持ちを、言葉や指差し、表情など、その子なりの方法で伝えられること。これは小学校に入ってからの学習や毎日の生活でも、とても大きな力になります。
冒頭の4つ目の「ひとりでいたいときは、その気持ちを伝えられる」も、同じ「自分の気持ちを伝える力」のひとつです。「いや」「今はひとりがいい」と言えることも、立派な人との関わりなのです。
もう少し詳しく見たい方へ|人との関わり方チェックリスト
冒頭の4つのチェックで、「もう少しお子さんの様子を細かく見てみたい」と思った方は、こちらもご活用ください。
これからどんなサポートが必要かを見つけるためのチェックリストです。気楽な気持ちで、読み進めてくださいね。
ひとりで過ごすことについて
- □ ひとりで遊ぶ時間を楽しんでいる
- □ ひとりで遊んでいても、表情が穏やかである
- □ ひとりで遊びたいときに、その気持ちを何らかの方法で伝えられる
- □ ひとりで遊んでいるときに、友達の様子を気にすることがある
- □ 本当は友達と遊びたいのに入れないのか、ひとりで遊びたいのか、本人なりの様子から考えられる
誘われたときの反応について
- □ 「一緒に遊ぼう」と誘われると、何らかの反応ができる
- □ 誘われたときに、うなずく、首を振る、相手を見るなどの反応がある
- □ 誘われた遊びに、短い時間でも参加できることがある
- □ 参加したくないときに、「いや」「今は遊ばない」などの意思を示せる
- □ 友達と一緒に遊んだあと、楽しかったことや嫌だったことを伝えられる
自分から関わることについて
- □ 友達の近くで遊ぶことがある
- □ 友達の遊びを見たり、まねしたりすることがある
- □ 「入れて」「一緒にやりたい」など、自分なりの方法で伝えられる
- □ 遊びたい相手や遊びを、自分なりに選ぶことができる
- □ 大人が間に入ると、友達とのやりとりを続けられる
困ったときについて
- □ 困ったときに、近くの大人を見る、近づくなどの反応がある
- □ 「わからない」「できない」「手伝って」などを伝えられる
- □ 嫌なことがあったときに、泣く、逃げる、言葉で伝えるなどの方法で知らせられる
- □ 先生や家族など、助けを求められる相手がいる
- □ 助けてもらったあとに、安心してその場に戻れることがある
家庭での安心感について
- □ 家では、幼稚園や保育園での出来事を話すことがある
- □ 「楽しかった」「嫌だった」「困った」などの気持ちを伝えられる
- □ 大人が気持ちを聞くと、何らかの方法で反応できる
- □ 困ったことを話しても、否定されずに聞いてもらえると感じている
- □ 「困ったら先生に言っていい」「助けを求めていい」と理解している
チェック結果の見方
チェックの数が多いか少ないかだけで、お子さんを判断する必要はありません。
大切なのは、どの項目ができていて、どの項目で困っているのかを見ることです。
たとえば、こんなお子さんの場合です。
- ひとり遊びは楽しめている
- 誘われると参加できる
- でも、困ったときに助けを求めるのは難しい
このときは、友達づくりよりも、まずは「困ったときの伝え方」を練習していくとよいかもしれません。
反対に、
- 友達と遊びたい気持ちはある
- でも、遊びに入る方法がわからない
という場合は、「入れて」「一緒にやりたい」などの言葉や、まず近くで遊び始める方法を、一緒に考えてみるとよいでしょう。
また、チェックが少なくても、家庭では安心して話せていることがあります。そのときは、できないことを増やそうとするよりも、安心して伝えられる相手や方法を、園や学校にも広げていくことが大切です。
「友達をたくさん作る」ことが目標ではありません
昔は、「みんなで遊ぼう」「みんなと一緒に行こう」ということが大切にされる場面が多かったように思います。もちろん、集団の中で人と関わる力は、今も大切です。
でも今は、子ども一人ひとりの「好き」「苦手」「心地よい過ごし方」も大切にされるようになってきました。
- ひとりで遊んでいても、誘われたら入れる
- 声をかけられたら反応できる
- 困ったときには誰かを頼れる
- 自分の気持ちを何らかの方法で伝えられる
そんな力が、少しずつ育っていけばいいのです。
「言える環境」があることも大切です
お家では、「ママには言える」「パパには言える」。でも、「幼稚園では言えない」ということもあります。
そんなとき、「どうして言えないの?」と考えるよりも、こんなふうに考えてみてください。
- 言葉で伝えるのが難しいなら、指差しでもいい
- 先生のところまで一緒に行く方法でもいい
- 「手伝って」と言う練習をしてもいい
その子に合った「伝え方」を見つけていけばいいのです。
そして、「伝えたら、わかってもらえた」「困ったときに助けてもらえた」という経験が、少しずつ安心につながっていきます。この安心感こそが、子どもの発達を支える土台になります。
入学までの半年で、お家でできること
チェックリストで気になる項目が見つかったら、できることから始めてみましょう。札幌のように冬が長い地域だと、おうちで過ごす時間も多くなりますから、ちょうどよい練習の機会になります。
① できていることを言葉にする
「ひとりで遊べているね」「誘われたときに、うなずけたね」「嫌なときに首を振って伝えられたね」。
このように、できていることを具体的に伝えてあげましょう。子ども自身が「自分は人と関われない」と思い込まないために、とても大切なことです。
② 困ったときの言葉を一緒に考える
「入れて」「一緒にやりたい」「手伝って」「わからない」「やめて」「先生に言いたい」など、実際に使えそうな言葉を一緒に考えてみましょう。
言葉で言うのが難しい場合は、指差しや合図でも構いません。大切なのは、その子が使いやすい方法を見つけることです。
③ 遊びの中で練習する
お家で人形やぬいぐるみを使って、こんなふうに遊びながら練習してみるのもよいでしょう。
- 「一緒に遊ぼうと言われたらどうする?」
- 「遊びに入りたいときは何と言う?」
- 「困ったときは誰に言う?」
ただし、何度も練習させたり、正解を求めたりする必要はありません。「こんな方法もあるね」と、選択肢を増やすくらいで十分です。
④ すぐに助けず、少しだけ待つ
子どもが困っているとき、すぐに大人が答えを出すのではなく、ほんの少し待ってみましょう。そして「どうしたい?」「どうしたらいいかな?」と聞いてみます。必要なら「『手伝って』って言ってみようか」と、一緒に言葉を探してあげてください。
「自分で考える時間」と「困ったら助けてもらえる安心感」の両方を経験させてあげることが大切です。
⑤ 園の先生と共有する
家庭ではできていても、園では難しいことがあります。反対に、家庭では見えない力を園で発揮していることもあります。
チェックリストを見ながら、先生にこんなことを聞いてみてはいかがでしょうか。
- 「誘われたときはどうですか?」
- 「困ったとき、先生に伝えられていますか?」
- 「ひとりでいるとき、本人は楽しそうですか?」
家庭と園で様子を共有すると、お子さんに合ったサポートを考えやすくなります。
「友達ができるかな?」の前に
小学校に入ったら、すぐに友達ができる子もいれば、時間をかけて少しずつ関係を作っていく子もいます。最初にひとりで過ごしていても、それだけで「うまくいっていない」とは限りません。
・ひとりでいることを、その子自身がどう感じているのか
・必要なときに、誰かとつながることができるのか
「友達を作らなきゃ」と焦る前に、こんなふうにお子さんを見てみませんか?
- 「この子は、どんなときに人と関わりやすいのかな?」
- 「困ったとき、誰に助けを求められるかな?」
- 「今できていることは何かな?」
- 「これから練習するとよさそうなことは何かな?」
小学校入学まで、あと半年。
できることを増やすだけではなく、その子が安心して人とつながれる方法を、一緒に見つけていく。そんな入学準備も、あっていいのではないでしょうか。
札幌で子育てをがんばっているお母さんの毎日が、少しでも軽くなりますように。


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