先日、年長の男の子に個別の支援を行ってきました。
4月から新1年生になるSくん。
ママからの困りごとは
カタカナが読めないからちょっと不安…
給食始まるのに、箸を使って食べれないの…
緊急性の高い箸の使い方ついての練習をすることにしました。
箸の練習って、どのような手順でしたらよいのか。
そこですよね。問題は。
箸って片方を3つの指で支えてうごかしています。 親指・人差し指・中指この3本の指だけで1本を動かしており、もう1本は添えるだけ。
理論ではわかるんですが、でも実際行うのは難しいです…
なので、最初はピンセットから始めてみました。今回Sくんにもピンセットから物をつかむ遊びをしてもらいましたよ。ピンセットでつかみやすいボールを容器にうつしかえるところからスタート!
とても簡単にできたようで、
次は、箸の一部を固定させてピンセットのように作ったものでチャレンジしてもらいました。(ダイソーに売ってます。おすすめ♪)
これも大成功!
この「できた!」という感覚をもつことが大切ですね♪
Sくん、とっても気に入ってくれて、夕飯にこの箸を使って食べてみる!と言っていたそうです。(後から、Sくんのママに聞きました。)
箸の練習を楽しみながらやってくれるといいですね。Sくんの様子を見ていると3つの指で箸を動かすことができていたので、もう少し練習したらうまくいくと思いました。
個別の支援では、子どもと親の困り感を聞いて、それを克服できるようにサポートしていきます。サポートの仕方はたくさんあるので、子どもの実態を見ながら考えて提供していきます。子どもの数だけ支援の数があると思うのです。今回は、Sくんほぼ箸が使える子だったこともあり、ステップ通り進みました。
うまくいかないケースもあるかもしれません。そんな時は、無理に箸をつかわないで、ちょっと休んでみたり、遊びだけで使ってみたりと苦手意識をあまりもたせない取り組みも必要かもしれません。
子どもをよく観察し、何を思い、何を考えているのかを読み取る事って難しいけど面白いです。
コメント